
車に乗っている人なら、タイヤがパンクする経験をした事がある方もいるのではないでしょうか。タイヤがパンクすればまともに走行できなくなってしまいますし、定期的にタイヤの空気圧などをチェックしておかないと安全運転にも支障が出てしまいます。
昔であれば、タイヤがパンクしたらスペアタイヤに交換して、パンクしたタイヤは修理工場やガソリンスタンドで直してもらうのが一般的でした。
ですが、今はタイヤ交換もできない人が多くなり、それどころか軽量化のためスペアタイヤすらないものもあり、パンクしたらJAFを呼ぶしかありません。しかしながら、パンクがつきものというタイヤのイメージを覆す、パンクしないタイヤが実は今、開発されているのです。
パンクしないタイヤとは

パンクしないタイヤのメリットは、やはりパンクによりタイヤ交換をする必要がない点が一番です。今は自分でタイヤ交換ができない方が増えていますから、そういう方にもオススメです。
また、スペアタイヤが不要、それにともないジャッキも不要になるため、車体の軽量化により燃費の向上にも役立ち、地球環境にも良くなります。空気圧のチェックなどのメンテナンスも不要になるでしょう。
- スペアタイヤがいらなくなる。
- 車体の軽量化で燃費向上出来る。
- メンテナンスが少なくなる。
2013年東京モーターショーでパンクしないタイヤが発表されていた!?
パンクしないタイヤが実用化になるのは、東京オリンピックが開催される2020年と言われています。実際に2013年に開催された東京モーターショーではすでに1人乗り電気自動車『コムス』にも装着されました。
その時点で車体重量410kg、時速60kmまで運転する事が可能でした。ただ、この程度では車体重量、最高速度、耐久性、乗り心地もまだまだですから、2020年の本格的、実用化に向けて開発している状態です。
- パンクしないタイヤの実用は東京オリンピックになる可能性が高い。
- すでに2013年にパンクしないタイヤは公開されている。
自転車用のパンクしないタイヤは現在、発売されている
そしてパンクしないタイヤは自転車用にも開発が進んでいます。2017年10月の『東京モーターショー』で自転車用ノーパンクタイヤを展示、実際の乗り心地を体験できました。
自転車用タイヤなら自動車よりも早く実用化が可能な見通しで、2019年には流通されると言われていましたが現在、自転車用パンクしないタイヤは発売されています。
- 自転車用のパンクしないタイヤは実用化され販売されている。
最後に
これも2020年の東京オリンピックには世界各国からたくさんの人々が東京に集まり、往来することが予想されるため、日本政府は世界に発信できるように次世代型タイヤを開発を支援しているのです。
パンクしないタイヤは現在たくさんのメーカーで研究・開発されています。近い将来、パンクという言葉が死語になる時代もやってくるかもしれません。