
現在、サッカーがテレビで話題になるのはサッカー日本代表のハリルホジッチ監督の解任です。ロシアワールドカップを2ヶ月前に控え、揺れに揺れています。
マスメディアではJリーグをほとんど取り上げません。ただ、数チームの試合結果をダイジェストで放送するぐらいです。ひどければ、テロップもしくはフリップで試合結果を伝えるだけです。
サッカーファンの私としてはとても悲しい状況に日本はあります。なぜ、日本ではサッカーのニュースがマスメディアでは少ないのでしょうか?
私の個人的、見解ですがそれは試合日程にあると考えられます。今のまま、Jリーグが春秋制を続ければ将来も同じ状況になると予測出来ます。今回は秋春制について書いていきます。
なぜ、春秋制ではなく、秋春制なのか?
現在、Jリーグのクラブの8割が秋春制に反対しています。そしてサッカーファンの多くや雑誌やサイト、SNSをみる限り反対が賛成を上回っています。
その反対の理由が
- 雪によるスタジアムまでの交通と試合観戦時の寒さの問題
- ACLなどの日程の問題
そして賛成の理由は
- ヨーロッパと試合日程が同じになるので移籍しやすい
- 国際Aマッチに適応しやすい日程になる
がおもな理由である。
しかし、私には賛成、反対ともに疑問が残る。反対はほとんど雪による問題。賛成はヨーロッパサッカーと日程が同じになることのメリットを強調している。
私が必要だと思うのはJリーグの観客動員数が増えること共にマスメディアに今以上にサッカーが話題として取り上げられるかどうかで判断する事に重点をおくべきなのではないかと考える。
Jリーグが秋春制になると一番のメリットは?
私が考えるJリーグが秋春制になる事で大きなメリットになるのはメディアへの露出である。これが一番大事な事だ。少し前のオリンピックを思い出して欲しい。
皆さんはオリンピック以前マススタートという新しい競技をどれだけの人が知っていただろうか?メディアに取り上げられた事で多くの人が知ることが出来た。確かに金メダルを取ったからメディアに取り上げられたのだが。
Jリーグは現在、春秋制で野球と試合日程がかぶっている。国民的スポーツといわれる野球とJリーグではマスメディアはどちらをニュースに取り上げるだろうか?
簡単な事である。野球のニュースを取り上げる。だが、Jリーグが秋春制になればその野球と勝負する必要がなくなる上に冬はまだ日本では強いスポーツがない。なのでスポーツ新聞やスポーツ番組を観ていると秋はドラフト会議、冬は野球選手の契約更改、春に野球のキャンプ情報がトップニュース、新聞一面を飾る。
これをみる限り、野球の試合がある春から秋にかけて勝負するより秋から春にかけての方がサッカーもニュースして取り上げてもらえる確率が高い。
秋春制の反対が雪問題という疑問

過去の記事で書いたのだが日本人のサッカーファン、Jリーグ協会、マスメディアはなぜか、異常なほどにスタジアムの天然芝にこだわる。なぜ、天然芝でなければいけないのだろうか?
技術の進化によって世界でも人工芝のスタジアムは増えています。そしてドーム型スタジアムになるとイベントに使いやすい。そしてニュースにもなりやすい。あなたも聞いたことはないだろうか?4大ドームツアー開催!という言葉を。現在、コンサートで売れているミュージシャンがよく使うフレーズである。
東京、名古屋、大阪、福岡にあるドーム型スタジアムでのコンサートです。このドーム型スタジアムは全て野球の球場で人工芝で出来ている。このように野球以外にもスタジアムが使用され、無意識の内に野球に関連する情報が紹介されている。
このように天然芝にこだわらなければ冬にサッカーの試合は出来る。そして懸念される寒さの中でサッカーを観戦しなくてもよくなります。
交通に関して電車やバスなどが運休というのは少ない。しかし遅延はかなりある。であれば早めにスタジアムに行っても試合前に楽しめるようにすれば何の問題もなくなる。
ACLによる日程問題
正直に私の意見をいうとACLははたしてそこまで大事な試合だろうか?確かにACLの活躍によって柴崎岳選手はスペインに移籍出来たのだが、私には日本サッカーにとって、邪魔な存在であると考えている。
なぜなら、まず移動距離があまりにも長すぎる。選手にとって負担が大きすぎる。そして国によっては政治問題、発展途上による問題など選手に安全、健康面への危険が懸念される。これは代表戦にも言えるが。
ACLはまだまだ、人気が出るのに時間がかかるもので力を入れる必要はない。それは去年、ACLを優勝した浦和レッズへの話題はほとんどメディアでは取り上げられなかったことが答えである。
これは日本人の多くがACLへの興味が無いことを示している。それはJリーグへの興味が少ないからでまずはなんでもかんでも追いかけるのではなくJリーグへの興味を持てるようにするべきである。それが秋春制への変更である。
最後に
いちJリーグファンとしてそしてサッカーファンとして言いたい。今のように野球と勝負するのではなく野球から良いところ学び、日本独自のサッカーを発展すべきである。
秋春制こそ、日本サッカーに必要ことでありそれには日本人の異常なまでの天然芝信仰を変えなくてはならない。
少し考えてほしい。サッカーは天然芝でなくてはならない理由。ではフットサルは木の床でも誰も批判はしない。なぜ同じサッカーなのに?ただコートの大きさと少しルールが違うだけなのに。それはヨーロッパから伝わった先入観がサッカー=天然芝でなくてはならない。フットサル=木の床でしているから木の床で良い。
ただそれだけである。先入観を取り除き、一人一人が日本サッカーが発展するには何をすれば良いのかを考えるべきである。日本サッカーが停滞しているのは、サッカーはこうでなければいけないという固定観念がそうさせている。
次にサッカーについてはスポンサー名とカンファレンス制について書いていきたい。日本のサッカーが盛り上がることだけをかんがえながら。