なんば歩きはなぜ疲れない?その利点とは?

スポンサードリンク
なんば歩き

最近にわかに話題になっているのがなんば歩きで、健康ブームでウォーキングが人気の中、注目されている歩き方です。
なんば歩きは江戸時代に昔の人が普通に歩いていた方法で、江戸時代の旅は何日間もかけて山や谷を自らの足で歩く過酷なものでした。


現代人では考えられないような距離を、昔の人は草履を履きながら長距離の山道を歩いていました。
手を前後ろに大きく振りながら膝を伸ばし切って踵から着地する歩き方ではなく、手は振らずに膝も伸ばし切らないようにして足全体で着地します。


何となく脱力感のある歩き方に見えるのですが、実はこの歩き方をすると今の歩き方よりも疲れません。
慣れるまでは難しく感じますが、普段の生活に取り入れていくと体力への影響がかなり変わってくるのです。

なんば歩きは胴体をねじらないことで身体への負担を減らす



なんば歩きが疲れないのは右手と右足、左手と左足を同じに出すからで、この歩き方をすると右半身と左半身を交互に出すことになるので胴体をねじらずにすみます。


その分、体への無理が少なく、楽な歩き方になり疲れを軽減することが可能になるわけです。
厳密に言うと、手ではなく腰や肩が足と同時に出る動作で、腰を捻らない動作の歩き方になります。

スポンサードリンク

 

なんば歩きは体幹を使い、歩く速度が上がる



なんば歩きの利点は単に身体が疲れないだけでなく、膝や腰が悪くて身体が硬い人にオススメで効果的です。
膝が痛い場合、ハムストリングスや足首から下をどれだけ柔らかく上手く使えるかで上り下りの効率は大きく変わってきます。


そうした時になんば歩きを実践すると、歩く速度が速くなって膝の捻れが軽減する効果が得られます。
腕を振らないので体幹部を使うようになり、結果的に体が温かくなって腰が楽になるのです。


またハムストリングスと内転筋を使いやすく、足首から下が疲れないので重い荷物を持っていても楽に感じるようになります。
骨盤の回旋と股関節の揺れがなくなるので一歩の踏み足距離が遠くに出るようになって、結果的に歩くスピードが加速します。
ただ一方で歩き方は格好悪く、右足と右腕、左足と左腕を出す動きなので走ることはできません。

 

ミズノウォーキングアドバイザーの上野敏文さんの動画がとてもわかりやすのでぜひ、確認してみてください。

まとめ



現代人の歩き方は手と反対の足を同時に出す行進歩きが主流ですが、この歩き方では無意識のうちに腰をひねる体制になり体に負担がかかりやすいです。


同じ側の手と足を同時に出すなんば歩きは違和感があって不恰好と感じるかもしれませんが、健康効果を期待することができ、脳にも身体にも良い影響を及ぼします。


脳と身体が自然に連動することで脳神経が刺激され、新しい筋肉の動きが増えるので繋がっている脳神経が活性化されます。
身体にとって自然な動きなので、筋肉の左右のバランスを均一にすることが可能です。

スポンサードリンク

<ins id=“ssRelatedPageBase”></ins>