
北海道は陸地の広さや食べ物だけでなく、運動会も他の地域とは違っていておもしろさがあります。
競技自体はリレーに玉入れや騎馬戦など、変に凝ったものはない印象です。
ただ本州の人の目線で見ると、常識的には非常識に思えたり、変わっていると感じさせる点が存在すると気が付けます。
北海道の運動会はちょっと肌寒い?
北海道における開催時期は春が多く、その割合は他の地域に比べて圧倒的です。
本州に比べてまだ肌寒さが残りますから、開催時期だけでも運動会にやや非常識さが見られます。
しかし主役の子供達にとっては、楽しみでおもしろみのある地域の一大イベントです。
子供の元気な姿を見る為に、近所から集まってくる人達も少なくありませんし、まるで自分の子供を見るかのように見守られます。
運動会に家族以外が集まる割合も、やはり北海道が本州に比べれば大きめとなります。
ただそれは地域性によるもので、昔から地域一帯となって盛り上げてきた、いわば祭り的な側面があるのが理由です。
地域によっては、顔見知りが学校の敷地内に入って昼食に参加することもあるほどです。
それでも注意を受けるケースは稀ですし、むしろ他の参加者も歓迎といった雰囲気になります。
北海道は広さ故に人口密度が薄く、都市と離れた地域では特にイベントが少なめです。
その寂しさを解消する為に地域の人達が盛り上げていると考えれば、変わっているとしても運動会に対する理解は深まるはずです。
運動会で酔っ払う人が出るのが北海道!
一方で地元でも賛否両論あるのは、花見をする感覚で親戚などが集まり、酒盛りが始まって酔っ払いが出現することです。
親戚の参加は本州でも許容される常識の範囲内ですが、家庭によっては何故か職場の人も参加するので、ここは理解されにくい北海道特有のおもしろさだといえます。
飲酒の方は運動会の目的を始めとして、学校という敷地内や子供達の目を考慮すると、地元でもあまり相応しくないと感じられる振る舞いです。
中にはお酒が進み出前を呼ぶ人もいる位ですから、本州から訪れ初めて目の当たりにすれば、驚きのあまりに言葉を失うこと請け合いです。
まとめ
近年は見直しを求める声が上がってか、飲酒禁止の学校が増えたことから、自浄作用による常識化が進んでいます。
ただし家族以外の参加や出店の出店、それに大イベント扱いされる地域広報誌の大々的な掲載などは、まだまだ非常識といえるおもしろい特徴です。
2018年も話題となりそうですから、大らかな地域らしい特色が知りたければ、おもしろさが詰まったこの地域のイベントに注目するのがおすすめです。
他地域に比べ突出してお祭り気分が強いので、現地に足を運べば雰囲気からして、本州とは根本的に異なる空気だと分かります。