
人と会話をすることが得意でない人は、なかなか相手と打ち解けられないという悩みを持つ方も少なくありません。このような悩みに最適なのがマインドリーディングです。
マインドリーディングとは?
マインドリーディングとは、下調べなしに相手から情報を即座に聞き出したり、相手に同意を求めるような心理学的要素を含んだコミュニケーションスキルのことです。
こうしたスキルを使いこなしている職業といえば、まず代表的なのが占い師でしょう。
占い師はあたかもはじめからこちらの考えていることや悩んでいることを知っているように話しますが、実際には多くがマインドリーディングによって情報を聞き出しているのです。
そう考えると少し胡散臭いと感じてしまうかもしれませんが、実際には恋愛やビジネス、一般的な人間関係において円滑なコミュニケーションをとりやすくなるものですので、なかなか相手と打ち解けられないというのであれば身に着けたいスキルなのです。
マインドリーディングで使えるダブルバインド
その中でも特に人と打ち解ける為にマスターしたいのが、あえて文章を矛盾させるということです。これはマインドリーディングのなかでもダブルバインドと呼ばれるテクニックなのですが、一つの会話の中で矛盾する二つのメッセージを相手に伝えることで、相手に必ずなんらかの応答をしなければいけない状況をつくることを指します。
なぜそうすると相手と打ち解けやすくなるのかというと、メッセージを受け取った相手は必ず答えを返さなければいけなくなるからです。
簡単な例を挙げると「甘いお菓子と辛いお菓子、どっちを選ぶ?」という全く反対の選択肢をあげた時、多くの人はアタマの中に「甘いのと辛いの、どっちにしよう?」とイメージをします。
本来であれば「どちらも選ばない」という選択肢もあるのですが、どちらの味にするのかに意識が行ってしまい、その選択肢が頭からなくなってしまうのです。
また相手に答えを選ばせるという形をとることから、相手側の立場では無理に選択を迫られたというような印象を持つことがなくなります。
最後に
このようにどうしても打ち解けたい相手に対しては、自分が聞きたいことを一つの会話の中で矛盾した文章にして問いかけることで聞き出しやすくなるといえます。
上手くこの手法を活用すれば、打ち解けるまでは聞き出しにくいようなことでも知ることができるかもしれません。
このようにマインドリーディングを活用することで、早い段階で深い部分にまで踏み込んだ話をしやすくなるため、相手と打ち解けやすくなるのです。