
普段の日常生活でも、ビジネスシーンにおいても、人と会話をする際にもし、相手の心を読む事が出来たならと思ったことはありませんか?会話を思い通りに進める事が出来たらと思ったことはありませんか?人の心を読む技術、それがマインドリーディング(読心術)です。催眠術師、占い師、メンタリスト?と呼ばれる方達が最近ではテレビで披露することも多くなりましたね。
確かにそんな能力があったなら人付き合いが少しは上手くいきそうな気もします。知らない人は胡散臭い印象を持っているかもしれないが、実はマインドリーディングは超能力でもなく、インチキでもない本当に出来る技術です。マインドリーディングとは相手の心をしぐさなどから読み取る高度なコミュニケーション技術です。その最大の極意は「観察力」です。
マインドリーディングの技術は『会話』と『観察力』
例えばマジシャン等もパフォーマンスを始める際に一礼して始めますが、その一礼の間にアピランス(外見)をスキャニング(読み取る)をおこない、相手を上から下まで往復している間に観察しています。
つまり、相手の身につけている小物や顔(年齢)を読み取り、年齢層にあった言葉使いや外見から瞬時に相手の傾向を探ります。そこから既に始まっているのです。
相手の心を読むという事は相手がまず心を開いてくれないと読心術にはなりません。そのサインを見逃さず、なお且つ相手から信頼されていると感じさせる「コールドリーディング」と呼ばれる会話の技術を実践していき相手の心を開かせます。
また、相手を良く理解している、分かっていると「感じさせる」事で、相手は素直に自分の心をオープンにしていきます。ですので相手の気持ち、動きを適切に観察して「会話」と「観察力」を駆使するテクニックがこのマインドリーディングなのです。
マインドリーディングによる目の動きと心の中
手始めに最も基本的な観察ポイント「目の動き」から心を読んでみましょう。人は何か考えた時にその眼球が動く事を「アイ・アクセシング・キュー」と言われ、一定の法則があると言われています。
1、目線が左上に動く…過去の記憶を「視覚的」に思い出している
2、目線が水平に左に動く…過去の記憶を「聴覚的」に思い出している
3、目線が左下に動く…自分の内面の感情に思いふけている
4、目線が右上に動く…「視覚的」に想像している
5、目線が水平に右に動く…「聴覚的」に想像をしている
6、目線が右下に動く…五感に意識を働かせている
気を付けてほしいのが左利きの半数と少数の人が左右、逆の動きをする場合がある。
人それぞれ場所は違っていても一貫性があるのは共通してます。
例えば「昨日をの着ていた服の色は?」と聞いたら相手の視線は右上に向く。また、「あなたの好きな歌を思い浮かべて。」というと相手の視線は水平に右に向く。「ショパンの別れの曲をヴァイオリンで弾いたらどんな音になりますか?」と聞くと相手の視線はまっすぐ左を向く。「あなたの髪の毛を赤に染めたらどんな感じになる?」相手は左上を向く。寒い日に「今、足湯に入ったらどんな感じ?」なら相手の視線は左下に向く。
最後に
最初のうちは右と左で「事実」か「想像」かの観察から練習してみると簡単かもしれません。ちなみに嘘を付くときは「想像」のポジションで話をしている可能性があります。これを参考に色んな人で試してみると良いでしょう。