人間は嬉しいことがあると、心が弾みます。
嬉しくてふわふわとした気持ちになり、雲の上を歩いているや宙に浮いているなどと例えられることもあるほどです。
しかし本当に雲の上を歩くわけではありませんし、足もしっかりと地面についています。
歩き方に心理状態が現れるのは、多くの人は嬉しいときの比喩表現だと思いがちです。
ですが実際には、歩き方にはその人の心理状態が現れています。
宙に浮いたように歩く人は嬉しいことがあった人
例えば遊園地に子どもを連れて行ったら、興奮と嬉しさのあまり重力に逆らうかのような歩き方をしています。
これらの行動は一目で見抜くことができるので、遊園地の入場ゲート周辺でよく観察してみると良いでしょう。
もちろん嬉しくて宙に浮いたようになっている人は、遊園地以外の場所にもいます。
人間は何かに心を躍らされたりすると、つま先立ちを繰り返したりします。
こうした動作は大脳辺縁系の反応が、ノンバーバル行動として体の表面に現れているものです。
他にも心地の良い空間にいると気分が高揚して、ノンバーバル行動として仕草に出てしまい周囲からもわかります。
スマートフォンを使用している人を観察する
これらの仕草の具体的な一例として挙げられるのは、スマートフォンで会話をしている人です。
始めは立ちながらスマートフォンを使い会話をしていた人が、次第につま先が上を向いてきます。
地面にしっかりと両足を付けている人が、つま先を上下させるのは会話の中で嬉しいことがあったからです。
通話相手から嬉しい報告を聞かされて、ノンバーバル行動として大脳辺縁系が反応し無意識でつま先を上下させたのでしょう。
こうした人間のちょっとした動作は、普通に見ているだけでは気付くことができません。
例えば足下の変化に気付いたとしても、スマートフォンで会話をしているうちに飽きたり疲れたりして、体の一部を動かしているだけだと思いがちです。
しかしノンバーバルについて詳しく知っておけば、動作が少し変わっただけでその人の心理状態を把握することができます。
最後に
宙に浮いたような歩き方をしている人を見つけたときにも、嬉しくて機嫌が良いと考えられます。
相手の歩き方から心理状態を察することができれば、コミュニケーションを円滑にすることができるでしょう。
動作から心理状態を読み解くノンバーバルは、海外では警察の捜査にも用いられています。
ちょっとした知識として知っておけば普段の生活で生かせる場面も多数あるので、いくつかの仕草から相手の心理状態を読み解きましょう。
また、海外旅行など自分の知らない街に行った時、ものすごく役に立ちます。なぜなら、ノンバーバルの歩き方を知るだけで犯罪に巻き込まれにくくなります。宙に浮いたような歩き方とは逆にダラダラと歩く人に注意する事です。このような歩き方をする人は何も目的がなく、獲物を物色中で強盗などの犯罪する可能性高いからです。このようにノンバーバルを知ると知らないでは大違いですので、是非記事を参考にしてください。