
人間は言葉を使ってコミュニケーションをとる生き物ですが、実は言葉だけでなく表情や声、行動といった情報を用いることでコミュニケーションをとることができます。
それらの方法を言葉を使わないという意味から、非言語を意味するノンバーバルコミュニケーションを呼びます。
ノンバーバルコミュニケーションは文法が確立していませんから、伝えたい内容をしっかり相手に理解してもらうことが難しい一方で、相手に伝える情報を多面的で豊富なものにするというメリットがあります。
相手の言葉や考え方に同調するとき、言葉で応じなくても、うなずいたり目を合わせるだけで同意を示すことができますが、それがノンバーバルだといえます。
表情だけでなく、手足を動かすだけでも伝えることができるので、自分の意志を言葉ではっきりあらわすことが苦手だという人には大事な表現方法です。
また他にも言葉を補ったり、信頼関係をさらに構築する手助けにもなるので、いくつかの方法を習得しておくと良好な人間関係を築くときに役立ちます。
ノンバーバルコミュニケーションでサヨナラの合図は足先が外へ向いている
もし、二人で立ち話をしているとき、相手の足先が少しそれていたり片足がしきりに外の方向に向けて動かしているのであれば、相手はその話を終わらして別の場所に行きたがっている。
これは無意識のうちに足が次の動作をしようとしたノンバーバルてなある。このような動作が相手から見られたら『今すぐ、どこかへ行かなければいけない用事でもありますか?』と尋ねる事をオススメします。
相手は用事があることを認めて心地良い気分になるでしょう。ノンバーバルが伝える動作を理解するとより人間関係がスムーズなります。ですから、足に注意を払い観察する事をオススメします。
相手にさりげなく伝えるノンバーバルコミュニケーション
ノンバーバルコミュニケーションを足の動きで行うことができ、サヨナラの合図をするときの方法があります。時間が押し迫っていて、できるだけ早く帰りたいというときには、踵を床につけてさりげなく足音を出します。解散をしようという催促を行い、サヨナラを促すことができます。
また別れることに名残惜しいときは、つま先を床にこすりつけて動きたくないことを醸し出すことができます。踵を床にひきずるようにゆっくり歩くことも別れがたさを演出します。ずるずると足をひきずることで、別れたくないとアピールすることが可能です。
その他には、恋人との別れや友達との喧嘩別れのときに、金輪際、顔を合わせたくないというときがあります。そんな時は怒りの気持ちを表しながらサヨナラをするため、踵をかなり強く床に押し付けて靴音をわざと出すようにします。
憤りを持ちながらサヨナラをしたということを相手に示すことができますし、未練はないから縁を切ったという断固とした意志を示すことができます。
最後に
このように言葉にはできなくても、体のパーツを使ったり音を出すことによってノンバーバルコミュニケーションを行うことができ、それが相手に自分の気持ちを伝えることに役立ちます。
足を使って、名残惜しさや怒り、さびしさなどあらゆる種類の気持ちを表現することができるので、いくつか習得しておくことをおすすめします。