
マイナス思考で物事を考えるようになってしまうと些細なことでもネガティブに捉えるようになってしまい、ストレスも大きくなりがちです。
精神が疲れてしまうと健康を損なう恐れもあるため改善する必要があるものの、一度身についた考え方の癖を矯正するのは難しくプラス思考になろうと努力してもなかなか状況が変化しないことは珍しくありません。
ほめ日記とは?
もしもあらゆる自信を失って悩んでいるのであれば、ほめ日記と呼ばれる訓練方法が役に立ちます。
その名の通りほめ日記とはその日あった出来事を記していくものですが、一般的な日記と異なるのは自分を褒める内容だけを書くというルールがある点です。
毎日きちんと日記をつけている人であっても、後から読み返してみると愚痴や嫌な話題に溢れた文章が並んでいるケースは少なくないでしょう。
しかしほめ日記ではそういった否定的なワードを一切排除して、ただ肯定的な言葉を書き連ねるのが特徴です。
例えば『今日、朝ちゃんと起きれた私はエライ!』など当たり前の事で良いので自分をほめてあげる。
ほめ日記の書き方は非常にシンプル。自分をほめるだけ!
やり方も非常にシンプルで、ごく普通の手帳と筆記具を用意したらあとはその日の行動と褒め言葉をセットで書いていくだけです。
スマートフォンやパソコンのほうが楽にできるという人も多いですが、できれば文字を書いたという実感が残りやすい手書きがいいでしょう。
ほめ日記を書くとどんな効果がある?
続けていくうちにどんどんノートが溜まっていくため達成感を得られるのも大きなメリットです。
単純な方法でありながらプラス思考の訓練として効果的なのも魅力であり、実践していくことで自己肯定感が回復するのはもちろんのこと前向きな考えができるようサポートしてくれます。
例えば大人になると他者から褒められる機会が減る上に仕事の反省などで自分を責める言葉が増えやすくなります。
しかしネガティブな言葉は心にダメージを与えるばかりかマイナス思考を加速させる可能性が高いのは言うまでもないでしょう。
ほめ日記で積極的に自らを褒めるようになればそういった悪循環を断ち切れますし、いい部分を見つける訓練にもなるので他者に対して優しい気持ちを持てるようになります。
まとめ
一日十個を目安に褒め言葉を残すのが基本ですが、難しいようなら最初は一個だけでも問題ありません。
大切なのは継続してほめ日記をつけていくことなので、完璧にしなければと気負ったりせずリラックスすることがポイントです。
また特別な内容でなければならないわけではなく、早寝早起きなど自分ではできて当たり前だと思っていることも気軽にリストアップしていきましょう。