思い込みが心理状態に影響するように、自己暗示もまた自信や物事の捉え方に関係します。
自己暗示とは自ら意識を変えるテクニックのことで、いわば強い思い込みの一種です。
内向的で自発性が低いと感じている人も、上手く暗示を掛ければ自信を高めることができます。
自分の自己評価を低くみてしまうのはなぜか？
何処か自分を他人よりも低く見ている人は、何時の間にかネガティブな暗示を掛けているケースが多くあります。
大抵は無意識の内に行われていて、それが常態化したり当たり前となっています。
一方でこの自己暗示を逆手に取れば、失われた自信を取り戻したり、以前よりも高められることを意味します。
思い込みは案外、馬鹿にできませんし、自分の意識に強く働き掛ければ、考え方そのものを変えることが可能です。
自己暗示によってポジティブな意識に変更するには？
具体的な方法としては、ネガティブな意識が頭に浮かんだ際、強制的にポジティブな意識を上書きするやり方があります。
例えば、自分は駄目で目の前の課題が上手くできないと思ったら、そんなことはなくやればできると強く思う方法です。
人間の意識は一つではなく、常に複数の考えが頭に浮かんでせめぎあっている状態です。
言い換えれば人の頭の中は混沌とした状態なので、実は他の意識も少なからず隠れています。
誰にも自信や挑戦の意欲は備わりますから、上手く行かないと思っている人は、ネガティブな意識に覆い隠されているだけです。
自己暗示はネガティブイメージを払い除ける一つの方法で、自分らしさを取り戻すことのできるテクニックです。
強い思い込みと思い切った挑戦で自己暗示をかける
人前で緊張する時は、相手の顔を野菜に見立てると良いなどと言いますが、これも一種の困難を回避する方法だといえます。
思い込みが上手くできない場合は、心の何処かでテクニックを疑問視したり、自分に対して失敗を懸念しているはずです。
こういった場面では強い思い込みと思い切った挑戦の二つが肝心です。
相手の顔すらも見方を変えてしまう脳内イメージは、強く念じて脳に働き掛けることで発動します。
ただ一回で上手く行くことは稀ですから、一度失敗した位では諦めず、何度も繰り返して技術を磨く必要があります。
しかし極度に緊張するような場面では、思い込みが強く作用して自己暗示が成功する可能性がアップします。
状況も自信を高める一つの切っ掛けとなるので、本気で自分を変えてみたいなら、極度の状況下に身を置くのもありです。
まとめ
そこまで極端なショック療法を行わなくとも、弱気になりそうな時に大丈夫、上手くできるなどをつぶやくと効果的です。
言葉を口に出すのは抵抗感を感じさせますが、自らが発した言葉を耳で捉えると、脳は強い影響を受けて意識を変え始めます。
科学的にも確認されている脳の変化なので、挑戦してみる価値があります。
