島田紳助、松本竜介 よしもとミュージックエンタテインメント 2007-05-30
才能と努力
この章で島田紳助さんは成功するには才能が全てと語っています。
しかし才能があっても努力をしなければ成功できないとも言っています。だから、島田紳助さんはどういう努力をすれば成功できるのか?どういう努力をすれば才能を引き出せるのか?を惜しげもなく話しています。
人は才能が0~5あって努力が0~5ある。成功とは才能×努力。最大25で最小が0。最大に持って行くために最初にやらなければいけないことはお笑いで言えば、自分のしゃべりのテンポを知ること。
音楽で例えると4ビートでやるのか、8ビートでやるのかを見つける。そのリズムで話すのが好き=自分のテンポ。それを見つけたら身体に染み込ませる練習をする。だから、最初から面白い漫才なんて考えなくていい。
お笑いの教科書
この章から本格的に何をすれば良いか、話しています。
まず、なんでもそうやけど教科書がなかったらあかん。だから、自分でお笑いの教科書を作らなあかん。
ここで凄いのは島田紳助さんは『お笑いの教科書』作らなければいけないと言っているのですが、それに+『自分の』と付けている。それを見事に説明しています。
ここもお笑いで例えていますが、まず自分が面白いと思う漫才もしくは漫才師を見つける。それが自分の笑いのスタイルに近い。
その漫才もしくは漫才師の漫才をテープに録音して何度も聞くのではなくノートに絶対に書く。そのノートを毎晩、寝る前に眺める。
なんで面白いのか?それをみていたら、ふとしたときに見つかる。
例えば最後の落ちに急に文字数が少なくなったり、間の取り方の数が違ったり、そういう違いを見つける。そういう違いを研究して、自分のスタイルを確立していく。
XとYの分析
この章はほんとに凄いです!
これを18才の島田紳助さんは考えていたなんて!と思います。
ここもお笑いで例えていますが他の職業でも応用出来ます。
Xとは自分がお笑いで何ができるかを知る。
これは一人一人、人はお笑いのパターン、才能、面白いと思うものが違うからお笑いの教科書をつくった。しかし、ここに一つ問題がある。面白いけど自分には出来ない面白いお笑い芸人と面白くて自分が友達とか仲間を笑わす時と一緒のお笑い芸人がいる。
この後者を研究することが絶対やけどその人はもう、芸能界にその人はいるから後からの自分は勝てない。
じゃあ、どうするのか?先ほどの後者、面白くて自分のお笑いと一緒の芸能人わを3、4人見つける。その人達を研究する。
Yは世の中の流れその時代になにが流行ったかを調べる。
漫才ブームのころから現在まで売れた漫才を全て聞く。そして世の中のお笑いが過去から現在までどう変化したのか分析する。
お笑いのテンポ、落ち、間の取り方。そうすると今後、どういうお笑いが流行っていくかわかってくる。
そこで初めて、自分がどういうお笑いをするのか悩む。XもYもわからずに悩んでる人がほとんど。
だからいらん努力はしたらいかん。
まとめ
いかがでしたでしょうか ?
この島田紳助さんの成功法則はあらゆる事に当てはめることが出来ます。実際に島田紳助さんはお寿司屋、バー、お好み焼き屋、芸能人のプロデュース、レーシングチームなどあらゆる分野で成功をしています。
Xという自分に近い人を何人か見つけて分析する。Yという世の中の流れをしっかりと分析することで成功する確率が上がります。
ぜひ、この島田紳助さんの成功法則を使ってみてください。
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