
バドミントンではラケットを駆使してシャトルを強く打ち合うラリーと、強烈なスマッシュなどが決まったときの爽快感が競技の妙味です。しかし初心者のうちから目にする者を魅了するラリーを行うなどと言ったことは現実的ではありません。そこでシャトルの基本的知識を踏まえ、練習用のシャトルを選ぶときのポイントについて検討して参りましょう。

バドミントンのシャトルの規定
16枚の羽を取り付けることとされています。 取り付けた羽の先端までは58ミリから68ミリの直径の円形に納まるようにし、台の直径は25ミリから28ミリの範囲の大きさで、重量は4.74-5.50グラムと規定されているのです。
羽根の材質には天然素材と合成素材のものに大別されます。天然素材の場合、アヒルやガチョウの羽根が用いられているわけですが、両者の素材を合成した素材が使用されることもあるようです。
一般競技で使用されるものは、ガチョウの羽根が使われるのが通常で、日本バドミントン協会での第一種検定球はガチョウの羽根を使う旨が規定されています。これほどガチョウの羽根が重用されるのは、アヒルの羽根に比較すると耐久性に優れていることがあげられます。
アヒルの羽根のシャトルが支持される理由
他方で練習用にはアヒルの羽根を素材にしたものが使用されます。比較的安価で審美的にもアヒルの羽根は白いので、好まれると言う傾向もあるのです。見た目の印象からアヒルの素材の方が高級と勘違いすることもあります。
シャトルには番号が付されており、飛距離などに違いがあり季節に応じて使い分けることになるのは、抑えておきましょう。1番から5番までの数字で、数字が大きくなるに比例して飛距離が伸びやすくなります。飛距離については気温が上昇するに従いよく飛び、気温が下がるに従いあまり飛距離を出さなくなる傾向があるのです。
このような特性を踏まえ夏場は2番などを使用し、気温が下がる冬場では5番などを選択することになります。また気圧も飛距離に影響を与えることが知られています。標高の高い場所ほど遠くまで飛ぶことになる訳です。そのため標高の高い山地が広がる長野県などでは、冬場でも3番を使用することもあります。
バドミントンのシャトルはどう造られる?
バドミントンのシャトルが造られる動画がYouTubeにありましたのでどのように造られるのか映像でご確認下さい。
練習用シャトルはどう選べば良い?
練習用シャトルの選び方ですが、高価なものほど打った時の感触が良く、長持ちもする訳です。反対に安価なものはもちろんコストパフォーマンスに優れるものの、打ったときの感覚も頼りなく頻繁に羽根が折れたりするので、すぐに交換しなければならなくなるので、総体コストは逆に高くつきます。
ある程度の高価格帯のものを選ぶことには、バドミントンの上達にも影響を与えるも事実です。使い古して変形していたり、羽根が毛羽立ったりしたもので練習を行っても、微妙な力加減などを感覚的に掴むことに支障をきたします。予算や技術に練習時間などを考慮して練習用のものを選択することになるでしょう。
価格は安いもので1個100円のものから400円のものまでグレードがありますが、初心者のバドミントン練習用では1ダース1500-2000円程度のものがお勧めです。

最後に
とかくバドミントンはラケット選びが大切だと思う方は多いと思いますがシャトル選びも大事です。なんでもいいと安いシャトルばかり使っていると本当の試合の時に練習の成果が全く出ません。練習用も本番の試合に近いシャトルを使う事をオススメします。