
日本代表選手の国際大会での活躍によって多くの人に注目を集めるようになったスポーツの一つにバトミントンがあります。 バドミントンの試合の模様は有料のスポーツチャンネルでたくさん放送されているほか、公共放送を行っているテレビ局でも年に数度大会を中継する番組が放映されることがあり、サッカーやバレーボール、野球ほどではないにせよ、比較的視聴する機会は得やすいといえます。
そんなバドミントンにおいて、まったくの初心者が試合を観戦する上では覚えておくべきルールがいくつかあります。
初心者が知っておきたいバドミントンの基本的ルール
まず、バドミントンの試合は相手より早く規定の点数をとることが目的になります。現在は先に21点目をとった選手が1ゲームにおける勝者となり、大半の大会では先に2ゲームをとった選手が勝者となって次の試合に進むことができます。もし対戦者の得点が20点で並んだ場合はデュースとなり、先に2点差をつけるか、得点が30点に到達した方がゲームの勝者になります。
また、試合の途中で選手がコートから出てペットボトルの中の飲み物を口に含む様子を見ることができますが、休憩はゲーム中は2分、ゲーム内ではどちらか一方が11点をとったときに1分間与えられます。 持ち込む飲み物は必ずコート内にこぼれないものにする必要があり、置き場所についても主審がいる位置の近くと決められています。
バドミントン最初のサービスについて
バドミントンはテニスや卓球と同じようにサービスから始まります。このとき、自陣の真ん中にひかれているショートサービスラインを踏み越えないようにシャトルを打ちます。
2人で組むダブルスの場合は打ったシャトルが相手のロングサービスラインとショートサービスラインの間に入らなければ失敗となります。サービスは1度だけやり直すことができ、2度目も失敗すると反則となり、相手に得点が入ります。

サービスをする位置にも決まりがあり、一般的には得点が偶数であればコートに向かって右側から、奇数であれば左側から行います。バトミントンではラリーを制して得点を獲得した方が次のサービスを行うことができるため、連続してポイントを得た場合は位置を変えて打つことになります。この原則はダブルスにおいても変わりません。
ダブルスではコート内にいる選手が4人になるため複雑になるように見えますが、実はサービスを行う選手の順番はゲームを通じて変化はありません。例えば、AとBの2人と、CとDの2人がそれぞれ組み、AのサービスをCが打ち返すという形で試合を始める場合、サーブ権は必ずA、D、B、Cの順に移ります。
バドミントンの反則も覚えておこう!
バドミントン初心者が観戦する上では反則もいくつか覚えておくと良いです。サービスに関する反則には、先に述べた2回連続で失敗した場合以外にも、サーブの動作中に足が浮いてしまった場合、腰よりも高い位置からシャトルを打ってしまった場合などがあります。
サービスに関する動作以外では、シャトルを打った瞬間にラケットが相手のコート側に出ていた場合や、相手選手の動きを意図的に妨害した場合、試合の進行を遅らせる行為をあった場合などが反則となります。いずれも相手側の得点となりますが、あまりに反則が酷いときには失格となる可能性があります。
最後に
日本では人気スポーツといえば野球、サッカーとだいたい決まっていましたが最近ではバスケットボール、バレーボール、卓球、バドミントン、陸上、水泳と多彩になりました。しかし、人気スポーツになるにはやはり強い選手がまずは出てこなくてはなりません。
これからも人気スポーツが増える条件は若い選手の育成にかかっているのかなぁとつくづく思っています。