
世界ではサッカーに次ぐ競技人口を誇っているメジャーなスポーツですが、日本ではまだまだマイナーです。日本人でクリケットを知っているという方はオーストラリアに留学もしくは旅行に行ったことがある人ではないでしょうか?
オーストラリアではクリケットは人気のスポーツで他にイギリス、インドなどでも人気です。
しかし海外の文学作品や映画などでは頻繁に登場するので、実際の試合は知らないけれど何となく見たことがあるという人も多いと思います。スピーディーな試合運びなので、基本を知っておけば誰でも楽しむことができて、オリンピック競技になる日も近いかもしれません。
クリケットのルールとは?
クリケットのルールですが、フィールドには差があって、男子の国際規格では横が約140m、縦が約130mの楕円形をしています。国内大会では直径100m、ジュニアの試合では60mと違いがあるのが特徴です。フィールド上を中心に長方形のピッチが置かれ、ここで投球や打球が行われて、ピッチの両端にウィケットを立て、この間は正式な試合では20.12mですが、ジュニアの試合などでは15mに縮小される場合もあります。
クリケットのウィケットって何?

聞きなれないウィケットですが、3本の棒(スタンプ)を立てたもので、ゴールと思うと分かりやすいです。1チーム11人の2チームによってバットとボールを使ってプレイをするスタイルで、野球の原点ともいわれていますがルールは少し異なっています。
基本的な試合方法は攻撃側と守備に分かれて、守備は投手(ボーラー)と捕手(ウィケット・キーパー)以外のポジションは自由に配置できて、いつでも変更することが可能です。
攻撃側は2人の打者(バッツマン)がグラウンドに入り、交互に行っていきます。基本的にはボールを投げてウィケットを倒すと得点に、もしくはこの前にキーパーがいるのでノーバウンドでボールをキャッチすれば1アウトです。
10アウトか300球投げることで攻守が交代、投手は6球ごとに違う選手に交代しなければいけません。この6球を1オーバーとして数えて、50オーバーで交代です。
打者はアウトになったら野球と同じように次の打者に交代、アウトにならなければそのままなので持久力が必要になります。
打者はボールを打ったらピッチの反対側に走り、ピッチの反対側にもボールを持たない打者がいて、2人とも反対側にたどり着いたら1点です。ボールが返ってこない間はいくらでも走ってよく、得点を重ねることができます。ただ走っている間にボールでウィケットを倒されるとアウトになります。
最後に
野球と似ているので基本さえ覚えれば分かりやすく、試合を見るのが楽しくなります。しかし、試合時間が長く何日も試合結果が出ないときもあります。ですからオリンピックの競技の一種目になるためには最低でも2時間程で終わるようなルール改正が必要だと言えます。
クリケット協会から基本ルールがわかる動画がありますのでご覧ください。