
ロシアW杯もフランスの優勝で終わりました。決勝まで本当に面白い試合が続きました。しかし、日本代表はベスト16で敗退し残念でした。そして賛否両論が起きたのが日本-ポーランド戦の終了10分間の時間稼ぎのパス回しでした。
あなたはこのパス回しをどう思いましたか?ネットでは勝つための作戦だから問題ないやスポーツマンシップに欠けていて残念など色々な意見がありました。
しかし、本当の問題点はそこにあるのでしょうか?私はこのパス回しに対してのマスメディアの報道の仕方こそが問題だったのではないかと考えます。
マスメディアのスポーツに対する報道の稚拙さ

今回、このパス回しを報道したマスメディアは明らかに話題作りの為に報道した感じがする。なぜなら、真実は何かを求めて多角的な視点から報道しようとする姿勢が皆無であったからだ。
そして目先の話題を作り、視聴率を稼ごうとするような報道にこそサッカーをより人気のスポーツにしようと思ってない証拠であった。あなたはどう思いましたか?私はこの報道にバカバカしさしか感じられなかった。なぜなら、答えが簡単だったからだ。
この問題点は西野監督がサブメンバーでは攻撃的なサッカーをしては勝てない、勝機がないと考えたからだ。それは、決勝ラウンドに進めないという答えを持っていたことだ。
では何故、ワールドカップの日程を考えればサブメンバーをどこかで使わなければいけない事が解っていたのにこの23名を選んだのかが大切になってくる。答えは日本はサッカー選手の層にまだ厚みがないという言うこと。
それこそがマスメディアが伝えなければいけないことだった。そして何故、選手の層に厚みがないのか?そしてどうすれば日本代表に選ばれた23名の選手、誰がどの試合に出ても同じような戦術が出来るのか?そういったことが話し合っていかなければいけなかった。
- マスメディアのスポーツはどんどんと低レベル化している。
- 日本サッカー選手層の厚みが無い事が問題
- サブメンバーが厚くなるにはどうすれば良いのかを考える。
4年前のブラジルワールドカップでのマスメディアの軽い言葉

あなたは覚えているだろうか?4年前のザッケローニ監督率いるサッカー日本代表が予選ラウンドで敗退したとき、ほとんどのマスメディアが「ロシアワールドカップまでの4年間、私達はサッカー日本代表を応援します。」と声を挙げた。
しかし何を応援したのだろうか?Jリーグの放送時間は増えただろうか?サッカー番組は増えただろうか?私の知る限り増えたというより減ったもしくは放送時間が深夜に繰り下げになった。
それにもかかわらずテレビでは恥ずかしげもなく、自分達は応援してましたよと言わんばかりの伝え方。これではテレビを観ない若者が増えるのは当然な気もします。ここに書いてきた通り実のところ問題はマスメディアにあるんです。
- 日本メディアは4年前「私達はロシアワールドカップまでサッカー日本代表を応援する。」と言った。
- 日本メディアは何を応援したのか?サッカー番組は減少もしくはより深夜の時間になる。
- Jリーグの放送時間も増大していない。
サッカー日本代表があのようなパス回しをしなくてもよくなるにはない?

まずは選手層を厚くするためにJリーグを強化していくこと。私は曖昧な言葉を使いたくないので細かく書いていきたい。まずは、経済面からチーム名に野球と同じく企業名を入れることをOKにする。
天然芝だけでなく、人工芝を積極的に取り入れドーム球場を増やし、雨天中止をなくした上に試合が無いときに多くのスタジアム利用を増やし収入を確保出来る体制を整える。 選手の強化の為ヨーロッパサッカーと同じく秋春制を導入、外国人枠の増大を導入していく。
- Jリーグを強化することを考える。
- 経済面からはチーム名に企業名を入れる。
- 人工芝のドーム球場増やし、収入をあげていく。
- 選手強化の為、外国人枠の増大、ヨーロッパと同じ秋春制を導入する。
最後に
サッカー日本代表が強くなるには絶対にJリーグが強くならなければいけません。そしてより海外、それも強豪リーグと言われるイギリスのプレミアリーグ、スペインのリーガエスパニョーラ、ドイツのブンデスリーグ、イタリアのセリエAなどのクラブに移籍する事です。
以前は日本から強豪リーグへの移籍がありましたが現在では、ベルギー、オランダのリーグを経由して強豪リーグへの移籍をするような動きに変わって来ています。
これは日本サッカーにとって良くないことでありJリーグがまず目指す事はベルギー、オランダ、スイスなどと同じく強豪リーグへ移籍出来るリーグに目標を置くことです。