
ロシアワールドカップでの成績により現在、サッカー日本代表の監督が誰になるか話題ですね。そして監督が誰になるべきなのか?そんな話がスポーツ番組で討論されています。
その中でも多くでる意見が『日本人のことをよく理解した人がなってほしい。』と結論が出ます。しかし、これほど曖昧な言葉はないと言わざる終えません。では、どうすれば日本人にあう監督を見つけられるのでしょうか?
曖昧な言葉で定義を作らない人達
どのテレビ局が作るスポーツ番組での討論を観ていても最終的には『日本人を理解して日本人にあう監督』という言葉で番組が締めくくられる。この言葉を聴くたびに、日本サッカー協会、サッカー評論家、元サッカー選手、マスメディアが持ちつ持たれつの関係を維持して責任を取らない体制を取っているかのように見える。
そして今、流行りの言葉『忖度』という言葉が頭をよぎる。そしてサッカーファンはネットで思い思いに誰が良いと候補を挙げ、他の人はその候補を叩くもしくは同意する意見が飛び交っている。この状況をみる限り、いちサッカーのファンとしての私は絶望的な気持ちになる。
正直、ロシアワールドカップの直前にハリル監督解任をして急遽、西野監督が日本代表になり奇跡的に上手くいっただけの事ではなかったのか?このままでは次のカタールワールドカップではとてもじゃないが何度も奇跡は起きないと考える。ではどうすれば良いのか?
- スポーツ番組の日本代表監督は『日本人を理解して日本人にあう監督』と結論付けられる。
- 日本サッカー協会、マスメディア、サッカー評論家、元サッカー選手の責任を取らない体制が出来上がっている。
- カタールワールドカップで奇跡は起こらない。
サッカー日本代表監督を決定するルールを作る
このサッカー日本代表監督の決定する為のルールを作ることが先決であるのではないかと考える。そのルールとは『日本人を理解していて日本人にあう監督』を定義する基準を作ることである。どんな基準にするのかは日本サッカー協会が決定して公表することである。
例えば
- Jリーグで選手として2年以上在籍をし尚かつ30試合以上出場する事
- Jリーグで2年以上監督として経験していること。
のようにすれば日本人とか外国人とかどちらが良いたとかの議論にはならない。最初は緩めの枠にしておき、あまりにも候補者の数が多くなるのであれば、枠を小さくしていけば良いだけである。
例えば
- 選手、監督ともに何勝以上でなければいけないとか、勝率で何%以上でなければいけない。
もっと基準を高くするのであれば
- 現在から5年前までの成績で評価する
- ワールドカップでは決勝ラウンドに入ると一発勝負のトーナメントになるわけですから、ルヴァンカップで何勝していなければいけない。
などの条項も考えられる。
- 日本人を理解して日本人にあう監督の基準を作る。
- 日本サッカー協会が基準を決定してマスメディアに公表するべきである。
- そのルールはJリーグを基準にして作ることが大切である。
最後に
このように基準となるルールを決めることで日本サッカー協会による「なんでこの人を選んだの?」という事が無くなる。もし、次のワールドカップで成績が不振であればどこのルールを変更すれば良いのかを議論でき、ルールの基準を狭める方が良いのか?または広げる方が良いのか?をしっかりと話し合える。
これこそが大切な事である。次のカタールワールドカップでは奇跡ではなく、ワールドカップ進出時には、ベスト8もしくはベスト4にいけるのではないのかと期待出来る日本代表になってほしいと思う。